多くの方の尽力が日本の奇跡を生んでいる
中小企業診断士として介護事業者のコロナウイルス感染症に対する支援をしました。
介護事業者は、コロナウイルス感染症でリスクが高い高齢者の対応を気を配りながらされています。
日本医師会の有識者会議の記事で、小宮山 宏氏(三菱総合研究所 理事長・元東京大学総長)は、日本は死亡率から考え、他の非欧米国と同様、抑制していると言ってよいのだろうと考察しています。
欧州では介護施設でのCOVID-19アウトブレイクに関連する報告があり、日本で介護事業者が尽力されていることがうかがえます。
また、3、4月に企業や行政においても施設内での業務も多いことから、集団感染の報告がありました。
中小企業の経営者とコロナウイルス感染症の対応に関する情報交換をしましたが、作業がどうしても密にならざるを得ない会社では、密にならないような配置やシフト、感染対策を行っています。
さらに通常はたわいのないおしゃべり等のコミュニケーションも快適な職場を作っていますが、飛沫感染を防ぐために今は少し我慢をいただいて、会話も少なくするよう気をつけている会社もあります。ただし、日常生活でも自粛をしていて、各自にストレスがかかる状態ですので、適度なコミュニケーションの配慮はされています。
日本は死亡者数が少なくて奇跡が起こっていると言われますが、その理由は、多くの方がそれぞれに最善の策を講じているからだと思います。
このような裏側の努力を知ると我々一人ひとりも行動に気をつけようと思います。