女性の処世術としての「しなやかに」
苦労を経験して活躍している女性経営者から、「しなやかに、したたかに」やってきたとよく聞きます。
「しなやかに」は、力が入り過ぎていない感じで、女性に合う言葉だなと感じます。
アンバサダーとして担当している特集企画についてコメントしました。
担当している特集を読むと、参考になる内容があります。例えば、苦労を経験して活躍している女性経営者から、「しなやかに、したたかに」やってきたとよく聞きます。
「しなやかに」は、力が入り過ぎていない感じで、女性に合う言葉だなと感じます。
特集記事のタイトルにある「叱責地獄」は、報告・連絡・相談(報連相)をしなかったことにより起こったそうです。辞めようかと思って、落ち込んだ時に次のことに気づいたそうです。
『風通しの良さは、誰かにつくってもらうものではなく自分で作るもの。特に用事がなくても上層部に世間話を持ちかけたり、自分一人で解決できそうなことも意見を聞きに行ったりして、積極的にコミュニケーションを取るようになりました。もともと出世欲はなかったのですが、自分から声をかけて風通しをよくしておくと、こんなにも会社で生きやすくなるものなんだなと実感しています。』
仕事で関係する人との日常の良好な関係があると、仕事がうまく進みますね。
また、上司も色々なタイプの人がいるから、報連相を重視する上司には、報連相を心掛けた方が物事が進みますね。
意見の衝突の処世術に関しても書かれています。
『意見や提案を「ですよね」と一度、受け止める。相手の意見を聞いてから、自分の主張があるときは「私はこう思うのですが、いかがですか?」と指南を仰ぐ。こうしたほうがムダな衝突を避けられて、意見や価値観が違う人たちともうまく付き合えます。』
正論を言って、衝突するとうまくいかないこともあります。正面衝突するのではなく、上手に進めることも大事ですね。
田原さんが大切にしている2人の言葉も参考になりますね。
黒柳徹子さんからもらった言葉
「通り過ぎるまでジッとしていたほうがいい」
黒柳さんから『台風が通り過ぎないことはないから、通り過ぎるまではジッとしていたほうがいい』と言ってもらいました。何かあるとつい、自己弁護して回りたくなるものですが、そうではなくてジッと耐えることが大事だ、と。実際、言われたとおりにしていたら、いつの間にか風向きも変わって、騒動は収束。黒柳さんの言うとおりだな、と実感しました。
父・田原総一朗さんからもらった言葉
「三方よし」
「三方よし」とは、江戸時代から明治時代にかけて全国で活躍した近江国(滋賀県)の近江商人が商売理念にしていた言葉。売り手だけが良くてもダメ。売り手と買い手が良くてもダメ。その商売によって社会貢献もできることがいい商売である、という考え方。失敗をするたび、立ち返る言葉になり、気づけば最も大事な信条に変わっています。