研修「コミュニケ―ションの基本・コーチング」
文部科学省がコロナ禍の学校再開後、各地域において、学校をサポートする人材が必要となる機会も多くなるため、教育委員会等が必要な人材をすぐに探すことができるよう開設した「学校・子供応援サポーター人材バンク」に登録され、東京都教育委員会の人材バンクに登録されています。
本日は、登録者研修が行われ、「コミュニケ―ションの基本・コーチング」帝京平成大学現代ライフ学部経営学科 泉敏郎先生の話を聞きました。
コミュニケーションの第1は相手を知る。
コミュニケーションのファイスト・ステージ
・自分を知り(理解)、相手を知る(理解)する
・指導者と児童・生徒との目標→コンセンサス
・自動・生徒たちのニーズに合った指導内容か?
・指導→指示を出し→導くこと。
自己認識(まずは、自身を知り、児童・生徒を知る)
準言語 ノンバーバル・コミュニケーション
・言語(言葉)7% 準言語 38% ボディランゲージ 55% 実技
ペーシング!!を活用したコミュニケーション 挨拶
・表現・態度
・声
・合わせる。黙って聴く。
・相づち
・おもしろいですね、それから
・へえー、ほんとに、うそー
・繰り返し
技術指導における効果的コミュニケーション・スキル①
・視覚的指導
・言語的指導
・リズムを作る
・感覚的指導
・性差を考慮した指導
・能力差を考慮した指導
・性格的な特徴を考慮した指導
・個人の特性を最大限に発揮させる
効果的コミュニケーション・スキル②
・パトロールの活用法
・P PROCESS 結果ではなく経過を重視
・A ACKNOWLEDGMENT 承認
・T TOGETHER 一緒に楽しみ、考える
・R RESPECT 尊重
・O OBSERVATION 観察
・L LISTENING 話をよく聞く
主役はプレーヤー!!
動機づけを高める方法
・達成可能な目標を設定する
・運動した結果を知らせる
・成功と失敗のバランスを取る
・行動の主体は自己であるという自覚を持たせる
・成功や失敗の原因を努力に帰属させる
・期待や感情を高める
・知的好奇心を刺激し、運動への価値観を高める、賞罰を適当に与える
・学習内容に興味や関心を持たせる
・自己の力で成功した喜びを感じさせ、ほめ言葉で指導する
実際のトレーニング・プラン(練習計画)
・短期・中期・長期のプランニング 作成
・注意点→一番大切なものは児童・生徒との「コミュニケーション能力」
・計画通りにいかない→適材適所に修正を加える(目標がぶれない)
・指導者自身の指導兄用の記録→フィードバック活用
・指導者自身のスキルアップ→真似ではなく参考に!
・主役は「児童・生徒」です。
目標設定の効果(指導者と児童・生徒とのコンセンサス)
・パフォーマンスを進歩させる
・練習の質を向上させる
・こうなりたいという願望を明確にする
・よりやりがいのあるトレーニングを行うことで倦怠を回避させる
・達成に向けて内発的な動機づきを増す
・自信、プライド、満足感を増す
指導者による心理的サポート
・関わり指導→君に関心を持っているんだよ
・質問技法→疲れが残っていないか?
・励まし技法→もっといける、もっと頑張れ
・応答技法→~ということですか?
・意識化技法→相手の立場に自分を置き換える
・手ほどき技法→指示をフィードバックする
・支持→児童・生徒に付き添うといった行動を共にする支持もある
・説得技法→児童・生徒を「その気」にさせる
スランプとプラトー